おっさんずラブ黒澤武蔵にブラボー

「いい恋だったんですね」 この一言で予想外に号泣してしまったおっさんずラブ最終話。 土曜の夜に湧き上がってきた部長へのブラボーな気持ちのしまい場所がわからないまま朝になり、日曜になってもまだ私の中のブラボー隊がブラボーブラボー!なんてどよめ…

迷いのない投票

幼い頃の私はいわゆる おばあちゃん子 だった。 仕事でいつも忙しくしていた父と母に代わって、私にたくさんのことを教えてくれたのはいつもだいたいおばあちゃんだった。 おばあちゃんの部屋の壁には、囲み枠にそれぞれの国旗が描かれた世界地図がはりつけ…

この声は誰のものなのか

暑い。あつい。熱い。 なんと言っても暑いのだ。 そしてなんとも熱いのだ。 去年の夏は新しい宝物を見つけてテレビドラマに釘づけだった。 今年の夏はそんな自分をすごく懐かしく感じるくらい彼らは突っ走っているようだ。 先月、私は初めて彼らのCDを購入し…

5月にはダークサイド落ち

もうそろそろ今月も終わりだ。 やっと本来の自分が戻ってきつつも、まだ油断はできない。 毎年5月になるとやってくる憂鬱は今年もまた例外ではなかった。 この時期はまず何をやっても何を聞いても何を見てもダメだ。 マイナスしか浮かんでこない。 いつもは…

扉をひらく準備はできていた

怒涛の3月が終わった。恐るべし年度末。 とにかくPCとにらめっこの日々が続いた。 もともと視力のすこぶるいい私でも、ここ最近は夕方になると頭痛を通り越して吐き気を催すようになっていた。 そして辿り着いたのはメガネ屋だ。ブルーライトをカットしてく…

今週末のミッション

私の部屋のテレビがおかしなことになっている。 音声は聞こえるが画像がまったくもって真っ暗闇だ。 去年の今頃の私なら、この状態でちょうどイイわとなっていただろうが、 今の私にとってはなんともトホホな事態だ。 ときどき気まぐれに映ることもあるので…

ドアをノックするのは誰だ?  ②

私は以前からこの子の顔をテレビ越しに知っていた。 アイドルだということも知っていた。 そしてまさか陽だまりのようなあの小悪魔が、 まさかこの子につながっていたとは1ミリも想像していなかったのだ。 2人目の小悪魔はすでにそこにいた。 もう正直言え…

ドアをノックするのは誰だ? ①

悪魔というのは大概にして音もなくそーっとやって来て、心の少し弱っているところに棲みつくのだ。 かわいい小悪魔もまた然り。アポイントもなくやって来た。 そして現在、あの子たちは私の心の中に居候中だ。 これは2013年の話になる。 恋を終わらせた…

悪魔が天使にキスをする

今年が終わる。 なんと忙しかったことか12月というヤツは。 もちろん、仕事は忙しかった。しかしこれはどこの企業でもそうだろう。 イベントが多いのだ。 忘年会。クリスマス。大掃除。年越しの準備。 私はこれに加えて中旬にバースデーがある。仕方ない、…

思い込みのチカラ

誰でも、自分にとって相性のいい場所があるのではないだろうか。そこにいると不思議と落ち着いたり、心の中のモヤモヤが取り払われたり、なんとなく上手くいかないと思っていたことも、何とかなるかな、と気持ちをうまく切り換えられたり。私にもそんな場所…

ストレスをやっつけろ!

もうダメだ、と思うことがたまにある。 憂うつなことも、悲しいことも、腹の立つこともある。 死にたくはないが、しばらく消えてしまいたくなる程の後悔をすることもある。 なぜか、そんな時に登場するのが生クリームだ。ケーキを作る時に使う液状のアレだ。…

叶わぬ恋

人魚姫。 これはかなしい恋の話。 ある日、海の底に住む人魚姫が水面から顔を覗かせると 一艘の船が嵐に巻き込まれ、大きな波にのまれてしまう。 気を失い、沈んでゆく一人の美しい男の子を助けた人魚姫。 彼は、とある国の王子だった。 人魚姫は、王子の意…

ナイトメア・ビフォア・クリスマスたまに、このDVDを引っ張り出して観る。ハロウィンタウンのかぼちゃの王様ジャックが、クリスマスタウンで見たまばゆい世界を自分たちも創ってみよう、と奮起する。しかし、準備の段階から勘ちがいのオンパレードなのだ。何…

花のような君

忘れられないひとがいる。 高2になったばかりの頃、私は1つ年上のその彼女を とても嫌っていた。 理由は1つだけ。私の憧れの先輩の、彼女だったからだ。 学校で、2人が仲良く歩いている場面に遭遇するたびに わたしはぷうと頬をふくらませて、下を向いた…

空を見上げてみる

忘れていた。私は空が好きだということを。もういつ忘れてしまったのか、いつから空を見上げなくなってしまったのかも思いだせない。なぜ思いだしたのか。ある人が、空が好きだと言っていたからだ。あ、そうだった。私も空が好きだったっけ。そのある人のこ…