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ナイトメア・ビフォア・クリスマス
たまに、このDVDを引っ張り出して観る。
ハロウィンタウンのかぼちゃの王様ジャックが、クリスマスタウンで見たまばゆい世界を自分たちも創ってみよう、と奮起する。
しかし、準備の段階から勘ちがいのオンパレードなのだ。
何かが足りない、とわかってはいたが、その何かがわからぬまま迎えたクリスマスは惨たんたる結果に。
悪気はないのだ。
ただ一所懸命だったのだ。
これを観るといつも少し、胸がしめつけられる。
ジャックはクリスマスが羨ましかったのだろう。
ジャックはサンタクロースにはなれない。
サンタクロースもジャックにはなれない。
それは、子供たちを
クリスマスにはウキウキさせることができないジャックでも、
ハロウィンではキャーッと驚かせてドキドキさせることはできるのだ。
それでいいのだ、ということなのかもしれない。
何度観ても甘酸っぱい気持ちになってしまうのだが、映像が少し不気味なのでご注意あれ。